コツを意識して泳いだら意外とあっさり行けたクロール一キロ

寒くなってきたからといって何もしないでいると体がなまってしまうので、温水プールにでも行ってみようと思った。最近今のサイズがきつく感じるほど太ってきて危機的状況なので、何もしないでいると太っていきそうで怖かった。

水泳はランニングやほかの運動と比べて体への負荷が強いとかネットで見かけたので、遠泳してみることにした。三百メートルくらいならいけるときがあるので、一日トータルで一キロ泳ぐのを目標にした。

 

泳いで疲れたらサウナで休憩っていうのを三回繰り返したら一キロだなと思っていたけど、これがなかなかきつかった。二十五メートルプール六往復で三百メートルだけど、すぐに疲れてきてしまってなかなか距離を稼げない。周りで泳いでいる人たちはゆっくりクロールで泳いで何往復もしている。しかも俺より年齢が上の人たちばかり。

 

観察してみるとバタ足はほとんどしてなくて腕の回転だけで進んでいる様子だった。同じようにしてみてもすぐに息が上がってしまい怠くなって続かない。

泳ごうとせずにとにかく疲れないように泳ごうとすると、今度はスピードが全く出ず二十五メートル泳ぐのに時間がかかりすぎた。一応できるならスピードが出なくても構わず泳いだらいいんだろうけど何かが違うような気がした。同じようにゆっくり泳いでいるのに他の人たちの方がスピードが結構出ていたので不思議だった。

 

以前遠泳できる人と話す機会があったので聞いてみたところ、とりあえず泳いでいたら体が慣れて距離を出せるようになるとのことだった。二か月間くらい時間を作っては泳ぎに行っていたけどあまり変わらなかった。それでも泳いでいるとたまに息継ぎもスムーズにいってなんか泳げるなというときがでてきたりしていたけど、次の日にはその感覚がもうなくなっていて、泳ぎ方を変えてみたりしていろいろ試してみたけど前のようには泳げなかった。

 

それが最近スムーズに泳げる方法がわかって一キロ泳げるようになった。実際泳げるようになると、なんだか笑ってしまうような驚きがあった。前はあんなに泳げなかったのにコツを意識しただけでこんなに泳げてしまうのかという感情と自分もやれば結構やれるんだなという自信が湧いた。あと一キロってこんなもんなのかという気持ちもあった。

 

次の日、前回気づいたコツを同じように意識して泳いでみたところ、また同じように息継ぎも楽にできて一キロ泳げた。思ったよりも早く目標を達成できてしまったので今度は一日トータル二キロ泳ぐことに挑戦してみるとしよう。泳いでサウナで休憩して泳いだらいけるといいな。